よくある質問

1-04.各種人工大理石の比較

      2015/05/17

比較実験に用いた配合

人工大理石の種類 配合(+水酸化アルミニウム)
メタクリル人工大理石 メタクリル樹脂(PMMA)+水酸化アルミニウム
ポリエステル系人工大理石 ビスフェノール系又は
ネオペンチルグリコール系不飽和ポリエステル樹脂+水酸化アルミニウム
ビニルエステル系人工大理石 ビニルエステル系樹脂+水酸化アルミニウム
  • いずれも注型で成型し、低収縮化剤、内部離型剤、増粘剤等の添加剤は含んでいない。
  • トナー、ガラス繊維は含有していない。

 

(1)各種性能の相対評価例

メタクリル人工大理石 不飽和ポリエステル系
人工大理石
ビニルエステル系
人工大理石
耐候(光)性
耐熱変色性
耐油鍋性
耐汚染性
落球衝撃性
加工性

非常に優れる、 優れる、 劣る

(2)耐候・耐熱性試験

[耐候・耐熱性試験での変色(△E)測定例(モデル配合)] 色差△E

評価サンプル 耐候性試験 耐熱変色性試験
メタクリル人工大理石 1.9 0.3
不飽和ポリエステル系人工大理石 6.1 7.3
ビニルエステル系人工大理石 7.2 9.4
  • 耐候性試験・・ウェザーオメーター100時間
  • 耐熱性試験・・オーブン180℃1時間

 

(まとめ)

  • 耐候性(紫外線による変色の程度)はメタクリル人工大理石が優れている。
  • 耐熱変色性(熱をかけたときの変色の程度)も同様に、メタクリル人工大理石が優れている。

(実用性)

デュポン コーリアンは美しさに加え、強さ、デザイン性、補修メンテナンス性、加工・施工性、耐久性等の実用性能の点について、他素材(天然石、メラミン、ステンレス等)と比較して素材に求められる必要条件をバランスよく備えています。

(MRC・デュポン(株) デュポン コーリアン商品知識の手引きより引用)